宮本浩次 『冬の花』 その①
エレカシ30thのツアー中、私はスーパーで買い物をしていた。
店内の有線から聞いたことのある声が流れてきた。
「ミヤジの声だ!エレカシの新曲だ、NHKでかかるみんなの歌の曲ってこれ?」
その歌の凄さに身動きが取れなくなり、凄い感情が湧き、涙が流れそうになるのを必死で堪えた私・・・。
ヤバいじゃん、この歌。
それが『風と共に』だった。
あれ?『冬の花』の感想じゃぁないの?って思われてるかもしれませんが
(^^;)
まさにこの時の私のような人達がファンだけでなく、いるようなのです。
『冬の花』 今まさに。
どちらの曲も、いつ作られたのか分かりません、が、でも、色々目まぐるしく忙しい時期だとは思うんですよね。そんな状況下でこんな詩、こんなメロディー、
こんな歌い方で仕上げてくるなんて。作れるなんて。
やっぱり凄い方だなぁ、同じ世にいられて良かった。
一生聴いていきたいなぁと思うんですよね。
どちらの曲も共に『私は出かけてゆく』 なんですよねぇ。
だからこそ、新春ライブの『風と共に』で泣いたミヤジ。
突き刺さるよなぁ。ウルウル。
『後妻業』の主題歌だから、準備はできていました。
それでも、衝撃は凄かった。
若い子の感想でも、この歌に衝撃を受けたという意見も多い。
なんか新たな時代、変革? 音楽シーンの一つの分岐点といってもいいくらい。
宮本さん、小林武史さん、凄いです。
出だしの優しい声。この感じがたまらなくいい。
ドスのきいたしゃがれた感じも好きですが、
ミヤジの語り掛けるような感じは本当に好きだ。
売れた今宵の~も、そっちよりだけど、それよりもっとしっとり。
最初のひと歌いだけで、すべてもっていかれる。
そして日本の歌謡曲ならではの王道のコード進行。
もうこれはDNAに組み込まれてるのか、
やっぱこれが好きなんだ、欲してるんだと。悔しいけど。
日本人なら受け入れざるおえない。
若者もそうなんでしょうね。
最近は他のミュージシャンも、歌謡曲要素入れてますよね。
米津さんなんかは、演歌要素も意識したって、なんかで見ましたし。
王道なのに、新鮮。ミヤジの伸びのある歌唱が効きまくってる。
それから力強い、叫びのようなところ。
すこしエレカシ感も感じる。心、感情揺さぶられまくり。
最後どう締めくくるの?って思ったところで、
「セ、セリフ~っ!!!」
なんなんだ、この起承転結! 物語、ドラマ感。
あ、そうだドラマの歌なんだ。 これだけで、もうドラマじゃないか。
「さすが!さすが!さすが!先生!せんせい〜っすげーーーーっ!」
叫びました、崩れ落ちました私(^^;)
前回のブログで、この歌を聴いて、ミヤジ、荒波の大航海へ出たんだ!と述べましたが、ちょっとそれも違うかなぁ~、と思っていたんですよねぇ。
しっくりこないっていうか。
それがMVでスカーーーって払拭されるのですが、
毎度長くなっちゃうので、それはその2で・・・。